過去からのPay back
関東も梅雨に入り、ここ数日は暑いんだか寒いんだかよく分からない。
とりあえず必要に応じて、少しずつ夏服を引っ張り出して着ている。
夏服を着つつも、長袖の服も手放せないこの時期がいちばん苦手だ。服装の調節にビミョーに失敗しているのか、少し喉がおかしかったり頭痛がしたりする日が多いのだ。
そういえば、昨日も帰宅後に熱を測ったら36.8℃だった。
ウワサによると、医学的に言う「微熱」は平熱が何度であろうと37℃台らしいが、平熱35.8℃の私にとってはナカナカに具合が悪くなるビネツっぷりだ。
ちなみに今も36.8℃ある。少しくらくらしている。
ともかく、部屋着も少しずつ夏服に切り替えている今日このごろ。
ある日、1年ぶりに引っ張り出したハーフパンツ。
身に着けて、ふと何気なくポケットに手を入れると、指先が固いものに触れた。
なんだろうと取り出してみると、100円玉だった。
去年のシーズンの終わり、ちゃんと洗ってからしまっておいたハズ。
ということは、気づかずに洗ってそのまま畳んでしまったのか。
己のマヌケさ加減に笑ってしまったが、なんだか1年前の自分からお駄賃をもらった気分。ありがたく使わせていただこう。
数日後、今は使っていないカード入れから、一枚のカードが出てきた。
コンビニなどで使用できるプリペイドカード、QUOカードというヤツだ。
原色の派手なデザインで、キャラクターのようなものと共に「ANNIVERSARY」という文字がある、お世辞にもセンスがあるとは言えない幼稚なデザイン。よく見れば、自社の名前も入っている。
あ、そうか。コレだいぶ前に会社で貰ったヤツだ。
デザインの悪さから自分の財布にしのばせておく気にもなれず、こんなモン配るよりも給料やボーナスに還元しやがれと思ったきり、放っておいたものだ。
イイ年こいた社会人として、コレをレジで出すのは些か抵抗がある。
動物や風景写真などの方が――いっそ自社のロゴのみの方がよっぽどマシだ。まさかコレ、デザイン料とか払ってねえだろうな。
不平不満は多々あれど、たとえ500円でも金券は金券である。
残しておいても仕方ないので、とっとと使ってしまおう。
財布にこっそりしのばせて、会社帰りのコンビニで思い切って出してみた。
「残り度数は47XX円です」
レジの姉ちゃんが読み上げた金額に、思いきり怪訝な顔をしてしまった。
確かにレジの表示には同じ数字が並んでいる。故障してるんじゃなかろうか。
首を傾げつつカードを受け取り、しげしげと見つめた。
あ。ゼロが1個多い。
これ 5000円券 じゃん!
あのケチな会社から配られたカード、という事からくる先入観にすっかり騙されていた。原色の派手なデザインに誤魔化された感もある。
5000円を眠らせておいたのか私は。
過去の自分から、5100円もの思いがけないPay back。
安月給の身に5000円の臨時収入は嬉しい。うれしいんだけれど。
・・・いっそ黒マジックで塗りつぶしてやろうかと思案中である。
とりあえず必要に応じて、少しずつ夏服を引っ張り出して着ている。
夏服を着つつも、長袖の服も手放せないこの時期がいちばん苦手だ。服装の調節にビミョーに失敗しているのか、少し喉がおかしかったり頭痛がしたりする日が多いのだ。
そういえば、昨日も帰宅後に熱を測ったら36.8℃だった。
ウワサによると、医学的に言う「微熱」は平熱が何度であろうと37℃台らしいが、平熱35.8℃の私にとってはナカナカに具合が悪くなるビネツっぷりだ。
ちなみに今も36.8℃ある。少しくらくらしている。
ともかく、部屋着も少しずつ夏服に切り替えている今日このごろ。
ある日、1年ぶりに引っ張り出したハーフパンツ。
身に着けて、ふと何気なくポケットに手を入れると、指先が固いものに触れた。
なんだろうと取り出してみると、100円玉だった。
去年のシーズンの終わり、ちゃんと洗ってからしまっておいたハズ。
ということは、気づかずに洗ってそのまま畳んでしまったのか。
己のマヌケさ加減に笑ってしまったが、なんだか1年前の自分からお駄賃をもらった気分。ありがたく使わせていただこう。
数日後、今は使っていないカード入れから、一枚のカードが出てきた。
コンビニなどで使用できるプリペイドカード、QUOカードというヤツだ。
原色の派手なデザインで、キャラクターのようなものと共に「ANNIVERSARY」という文字がある、お世辞にもセンスがあるとは言えない幼稚なデザイン。よく見れば、自社の名前も入っている。
あ、そうか。コレだいぶ前に会社で貰ったヤツだ。
デザインの悪さから自分の財布にしのばせておく気にもなれず、こんなモン配るよりも給料やボーナスに還元しやがれと思ったきり、放っておいたものだ。
イイ年こいた社会人として、コレをレジで出すのは些か抵抗がある。
動物や風景写真などの方が――いっそ自社のロゴのみの方がよっぽどマシだ。まさかコレ、デザイン料とか払ってねえだろうな。
不平不満は多々あれど、たとえ500円でも金券は金券である。
残しておいても仕方ないので、とっとと使ってしまおう。
財布にこっそりしのばせて、会社帰りのコンビニで思い切って出してみた。
「残り度数は47XX円です」
レジの姉ちゃんが読み上げた金額に、思いきり怪訝な顔をしてしまった。
確かにレジの表示には同じ数字が並んでいる。故障してるんじゃなかろうか。
首を傾げつつカードを受け取り、しげしげと見つめた。
あ。ゼロが1個多い。
これ 5000円券 じゃん!
5000円を眠らせておいたのか私は。
過去の自分から、5100円もの思いがけないPay back。
安月給の身に5000円の臨時収入は嬉しい。うれしいんだけれど。
・・・いっそ黒マジックで塗りつぶしてやろうかと思案中である。
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by RX-Kei | 2006-06-10 20:44 | ひぐらし | TOP▲