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先週のニュースで最も興味をそそられたもの。

シンガポール人、伝説の空手家を捜し雪山で遭難

小沢さんにも興味がないと言えば嘘になるけど、やっぱコレでしょ。


最初にコレを目にした時は、いったい何処の日系人が先祖の言い伝えを真に受けちゃったのだとあ然としたのだが、知れば知るほどツッコミどころが多くなってしまってキリがねえ…。

とりあえず、日本でこの時期に平均気温が20度を超えているのはせいぜい沖縄や鹿児島あたりくらいだろうし、日本はそんなに小さい国でもない。
まぁ気温に関しては、そんないい加減な情報を伝えた旅行会社とやらに問題大有りだが、出発前にせめて地図で日本の緯度を確認し、更に自分の国と同じ縮尺で見比べてみるべきだったな。正確な情報収集は大切だということだ。
仮にも"IT関連企業勤務"っていうんだからさぁ…。

ちなみに、極真系流派には「秘伝」などというモノはないそうだ。
既に絶版となっている「秘伝 極真空手」(故・大山倍達 著)の事ではないかという説が有力?だが、フツーに出版されているモンを秘伝書なんて言われてもね。愛読書のマチガイだろう。


ところで、そもそも彼らは日系ですらない。中国系だそうだ。
そりゃ外国の人でも、日本の"正確な"情報にやたら詳しい親日派の方もいるだろうが、この父親が日本をどれだけ知っていたのか疑問である。

昔、洋モノのカラテ映画の試写会に行った時のこと。
部屋の真ん中に布団なしのコタツが置いてあり、それにスイッチを入れて「これで(部屋が)暖かくなる」と抜かすシーンがあって、会場全体の失笑を買っていた。

そのうち、サムライやニンジャを探して山奥を彷徨って迷子になる外国人観光客が出てきたりしてな。


関連ニュース:
Excite:シンガポール人、伝説の空手家を捜し雪山で遭難
日刊スポーツ:シンガポール武道家、秘伝書求めて遭難
Yahooニュース:<シンガポール武道家一族>空手家探し青森の雪山へ(毎日新聞)
Yahooニュース続報:弘前の外国人男性遭難:空手家探し、「信念が変わらぬ限り続ける」/青森(毎日新聞)





シンガポール人、伝説の空手家を捜し雪山で遭難
 [ 2006年04月07日 02時51分 ] ロイター通信

 [東京 6日 ロイター] 日本の雪山で、3人のシンガポール人が伝説の空手家を探す途中で遭難したが6日、無事に保護された。

テレビ朝日のウェブサイトによると、事故が起きたのは本州の北端近くの弘前で、救助された1人は警察に、武道家だった亡父が遺言で空手の達人を探すように言われたため日本に来た、と語った。

「世界地図でみると日本はとても小さいので、すぐに武道家を捜し出せると思いました」

3人は軽装で、携帯電話で救助を求めたあと、標高1600メートルの岩木山の山麓にあった廃車の中で身を寄せ合っていた。警察は「地元も人も警察もこのあたりで空手の道場を開いている人はいないのですが」と話している。

シンガポール武道家、秘伝書求めて遭難
 [2006年4月7日6時58分 紙面から]

 4日に白神山地で遭難し、5日未明に救出されたシンガポール人は、武道家の父親の遺言で、日本人の空手家の所有する秘伝書を譲り受けるためにさまよっていたことが6日、分かった。遺言では空手家の氏名などは分からず「ソーマ」「65歳」「娘2人」「人里離れた道場」の断片的なキーワードしかないという。シンガポールから来日した13人のうち2人は6日に帰国したが、残る11人は22日まで秘伝書を探すと言っている。

 旧相馬村(現弘前市)に近い西目屋村の山中に入って遭難したシュイ・テンリンさん(25)らシンガポール人3人は5日午前1時16分ごろ、山中に捨ててあったトラックの車内で夏服で震えているところを発見され、保護された。3人は「白神山地というので『神』のつく名称なら、秘伝書を持つ空手家がいると思った」と話した。

 テンリンさんの父シュイ・ジエンシュイ氏は空手道場を開く武道家で、5年前に病死した際「北海道ではない北の果てにいる日本人の極真の空手家から、秘伝書を譲り受けてくれ」との遺言を残した。ジオン・チュウメイ夫人(50)には「空手家には2人の娘がいる」「人里離れた場所に道場がある」「彼は60歳だ(現在は65歳)」と伝えており、人名か地名か不明だが「ソーマ」と言い残したという。

 道場で所持していた秘伝書は弟子に盗まれてなくなったこともあり、ジオンさんと息子2人は「日本は狭い。すぐ見つかるだろう」と空手家を捜すことを決意。ジエンシュイ氏に世話になった近所10人を加え、総勢13人で3月22日に来日し、4月3日夜「人里離れた」下北半島の恐山から八戸を経由して弘前駅に着いた。そこで旧相馬村の存在を知り、4日朝から3班に分かれて秘伝書を探しているうちに、3人が遭難した。

 一行のうち、2人は6日に帰国した。残る11人は「22日まで残ってなんとか秘伝書を探し出す」と話しているが、3人を保護した弘前署では「該当する空手家や道場がない」と困惑している。弘前観光コンベンション協会は「空手家捜しに協力したい」と情報窓口を買って出たが、6日夜までにキーワードに当てはまるような情報は寄せられていない。

 「ソーマ」については福島県にも相馬市がある。「北海道ではない北の果て」が相馬市である可能性もある。相馬市に近い富岡町出身で、全日本空手道選手権3連覇し、シンガポール遠征経験もある新極真会福島支部師範の三瓶啓二氏(51)は「極真に秘伝はない。流派が違うのかもしれない」と話している。ただ、故大山倍達氏は65年に洋書で「This is Karate」(翻訳書名「秘伝 極真空手」=76年刊)というタイトルの著作を残しており「秘伝書」が、今は絶版となったこの本を指している可能性はある。

<シンガポール武道家一族>空手家探し青森の雪山へ
 [4月5日23時39分更新] 毎日新聞

 青森県西目屋村の白神山地近くで4日夜、シンガポールから来日した中国系武道家一族ら13人のうち男性3人が雪道に迷い、5日未明に県警弘前署に保護された。一行はシンガポールで道場を経営していた武道家の遺族らで「青森の山中で修行する空手の伝承者に会えとの遺言を受け、伝承者を探しているうちに道に迷った」と説明しているという。
 同署などによると、13人は5年前に病死した武道家の妻(50)と息子2人、近所の人10人。3月22日に来日し、4日朝から3人ずつ3班に分かれて伝承者を探していた。残る4人は寒さで体調を崩し、ホテルに残っていた。
 武道家の長男を含む第1班は登山道に向かって歩き続けたが、午後7時ごろになって仲間の携帯電話に「雪で進めない。道に迷った」と連絡。仲間が地元観光協会の通訳とともに弘前署に届け出て、約6時間後に救出された。3人は畑にあった廃車に入って寒さをしのぎ、けがはなかった。
 事情を聴いたところ、亡くなった武道家はシンガポールで空手などを教えていた。しかし、2人の息子は武道に興味がなく、道場にあった「空手の秘伝書」も弟子の一人に盗まれてしまった。後継ぎ問題に苦慮した武道家は死の間際、「青森県の相馬村に極真空手の伝承者がいる。彼に会い、秘伝書を譲り受けてほしい」と遺言したという。
 相馬村(合併で現在は弘前市)は一行が道に迷った西目屋村から東に約5キロの場所にある。
 極真空手県本部の池田治樹支部長は「旧相馬村に道場はない。空手家がいると聞いたこともない」と困惑しているが、13人のうち11人は当分の間青森に残り、武道家探しを続けたいという。地元観光協会も「全力で手助けしたい」と支援を申し出ている。【喜浦遊】

弘前の外国人男性遭難:空手家探し、「信念が変わらぬ限り続ける」/青森
 [4月7日11時1分更新] 毎日新聞:4月7日朝刊

 相馬村(現弘前市)の山中で修行する空手家を探そうとして、山道で迷子になる騒動を起こしたシンガポール人団体のうち、実際に迷子になった男性(25)が6日、弘前市内で記者団の取材に応じた。この男性は「空手家に会え」との遺言を残した父親の長男で、「信念が変わらぬ限り空手家探しを続ける」と話した。
 IT(情報技術)関連企業勤務という長男ら9人は4日午前、JR弘前駅からバスで相馬村入り。このうち、長男ら3人は近隣住民の助言を受けながら登山道などを歩き回ったが、深夜になっても空手家は探し出せず、道に迷ったという。
 5日未明に弘前署員に保護された長男は「途中で雨が降り、軽装だったので、とても寒かった。周囲の人に迷惑をかけてしまい申し訳ない。でも、父が教えてくれた空手家を何とか見つけたい」と話した。【太田圭介】

ざぶとん一枚。→

  by RX-Kei | 2006-04-09 20:30 | News | TOP▲

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