奇妙な事件と量刑と

昔、こんな事件があった。


某月某日、関西某所。
とある窓口(確か役所だったように記憶している)に徐に近づく男がひとり。

窓口の人の目の前で、いきなり刃物を取り出す男。

すわ強盗か、と驚いた窓口の人が「何するんですか!」と言うと、男はすかさず左手のモノを見せてこう言い放った。





「りんごを剥くんじゃ!!」






私が子供の頃、学校の先生から聞いた話だ。


あ、ちなみにコレ強盗未遂が適用されるらしいのでマネしたらダメですよ。
先生曰く「りんごを先に見せていたら事件にならない」らしいが、それじゃギャグにならないもんなあ。




こんな懐かしい話を思い出したのは、奇妙なニュースを見つけたせいだ。

銀行で、強盗のやり方について聞いた男が逮捕されたらしい。

前者は確実にウケ狙いだが、この男の行動はちょっと別の意味でシャレにならない。
行員に「強盗ってどうやるんかな?」と話したり、刃物を抜き身のまま服の中に隠し持とうとして怪我をしたり・・・。
私がこの事件の担当弁護士だったら、確実に責任能力の有無について争うだろう。


近い将来、民間人の裁判員制度というモノが始まる。
裁判員に選ばれたら、こういう奇妙な事件に遭遇することもあるんだろうな。

ちなみに裁判員の仕事は、裁判員が皆で相談して「事実認定」と「量刑」を判断することで、法律的な判断は裁判官がするそうだ。
例えば責任能力云々については我々の範疇ではないということだな。

ひとりの人間の人生を左右することに対する責任の重大さとか、始まる前から想像するだけで気が重くなるような制度だが、ひとりで判断するわけでもなし、そう思うと少しは気も楽・・・かな?




銀行で「強盗どうやるの」 包丁隠し、けがした男逮捕
 [ 05月31日 19時24分 ] 共同通信

 31日午前11時50分ごろ、埼玉県熊谷市筑波の埼玉りそな銀行熊谷駅前支店から「血を流している男が銀行内にいる」と110番があった。熊谷署員が、刺し身包丁をズボン内に隠していた男を近くの路上で発見、銃刀法違反の現行犯で逮捕した。
 男は自称本庄市の無職風間和夫容疑者(58)で、行員に「強盗ってどうやるんかな」と話していたという。同署は強盗未遂容疑でも調べている。
 調べでは、風間容疑者は入店後、カウンターの女性行員に「1億円ぐらいの現金はあるのか」と尋ねたが、男性行員に「ご用事がなければお帰りください」と連れ出された。その際に行員に話し掛け、ズボンのベルトに挟んであった包丁の柄が見えたという。
 同容疑者は刃渡り約20センチの包丁を、むき出しのまま作業着の袖やズボンの中に隠そうとしたとみられ、腕やふくらはぎにけがをし血を流していた。

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ざぶとん一枚。→

  by RX-Kei | 2006-06-01 01:38 | News | TOP▲

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